OptiFDTD Version 13.0
本バージョンより、三次元CADデータのインポートや、シミュレーション中のライブ表示が可能になりました。そのほかにも、ユーザー様から待望された新機能が満載です。
リリース日:2016年8月3D CADデータ(IGES)のインポート機能
3D CADデータ(IGES)のインポート機能が追加されました。OptiFDTDでは作成困難なオブジェクトや作成不可能なオブジェクトを外部のCADソフトで作成し、OptiFDTDに取り込んで解析をすることができます。
FDTD計算中のリアルタイム表示
本格的なFDTD解析は数時間から数日かかります。その解析途中において、電磁場伝搬様子を確認できることは、研究者にとって大変役立つ機能です。モデリング設定等の問題の早期発見に大変役に立ちます。
今回のリリースでは、OptiFDTDがシミュレーション中に、既に設定された観測面/線/点だけではなく、任意の面/線/点上の電場及び磁場のリアルタイムで伝搬様子を表示できます。
複数の観測面/線/点における電磁場分布を同時に観察することができます。
解析結果に導波路輪郭線の表示
Analyzerファイルの電場・磁場分布やモード分布に導波路の輪郭線(Outline)が加えられ、同時に表示されます。
64-bitの異方性モードソルバー
OptiFDTDの中に含まれている単独のツールOptiModeに異方性導波路のモード解析機能が追加されました。これによって、磁気光学効果(ファラデー効果、旋光性)の解析が可能になります。
Mode Measure 機能
OptiModeでの解析が終わった後、OptiMode Analyzerで Mode Measure が表示されます。
OptiModeでは、多様なモード解析法が用意されております。そのモード解析法によって計算される Mode Measure の種類が変わります。
新材質 Mixed-Material
Mixed-Material は、既に定義された二つの屈折率が異なる材質から、線形補間で算出した新しい材質です。その由来は、ガラスファイバー(Host)にDopantを添加して誘電率(屈折率)を変化させる製造法にあります。
新プロファイル Circular Profile
Circular Profile は、屈折率分布型(Graded Index)光ファイバーを定義するための新しいProfileです。
従来のFiber Profile を使ってGI光ファイバーの定義できますが、Layerごとに設定する必要があるため非効率的でした。
OptiFDTD Analyzer の機能強化
OptiFDTD Analyzer の機能が大幅に強化されました。Observation Area には、Cut View が追加され、Cut View のテキストデータのエクスポートが簡単に行えるようになりました。