開発元 Optiwave社

OptiSystem Version 14.2

OptiSystem 14.2 は、ファイバブラッググレーティング(FBG)センサとWDMインテロゲータを追加したほか、ファイバレーザに使われる希土類元素添加ファイバの機能を大幅に強化しました。

下記の新機能リストをご覧ください。

リリース日:2017年2月

FBG センサー/インテロゲータが追加

FBG センサーおよびインテロゲータが追加されました。これによって、下記のような温度と歪みを計測するファイバブラッググレーティング(FBG)センサシステム(WDM方式)のシミュレーションが可能になりました。

下図は、FBG センサーの設定画面です。

下図は、FBG センサーの測定シミュレーション例です。

ホルミウムまたはツリウム添加ファイバが追加

高出力レーザによく使われてるホルミウムまたはツリウム添加ファイバが追加されました。


希土類元素添加ファイバには、定常状態(Steady-state)モデルとダイナミックモデルの二種類が用意されております。ダイナミックモデルは、パルス波のような時間的に速い変化があった場合に使われます。より正確な解析をすることができます。

希土類元素添加ファイバの定常状態モデルの機能強化

希土類元素添加ファイバの定常状態モデルに、下記の新機能が追加されました。
1.ダブルクラッド励起
2.レイリー散乱
3.ラマン散乱
4.ブリルラン散乱
5.分散
6.自己位相変調

希土類元素添加ファイバのダイナミック・モデルの機能強化

希土類元素添加ファイバのダイナミック・モデルに、下記の新機能が追加されました。
1.ダブルクラッド励起
2.レイリー散乱
3.ラマン散乱
4.分散

電気パルス発生器の機能強化

従来の外部 Bit Sequence だけではなく、内部パラメータ設定でもパルス発生できるようになりました。

インパルス発生器の機能強化

M-ary 信号入力に対応できるようになりました。

Universal DSP の機能強化

Perform AE before FOE オプションが追加されました。 Adaptive Equalization (AE) を Frequency Offset Estimation (FOE) の計算順位を入れ替え選択ができるようになりました。

Eb/N0を計算するサンプルが追加

1ビット当たりの信号電力と雑音密度の比(Energy per bit to noise power spectral density ratio、記号 Eb/N0)は、光通信システムの性能を表す重要なパラメータです。

1シンボル当たりの信号電力と雑音密度の比(Energy per symbol to noise power spectral density ratio、記号 Es/N0)も、同様です。

下記のような滝グラフ(BER vs. Eb/N0 または SER vs. Es/N0)をVBScriptで自動作成するサンプルが追加されました。

← 前のページに戻る  ↑このページのトップに戻る